人生の旅の中で、立ち返り、選び、感じ、進むための問いが、この7つの原則です。
矛盾や揺らぎをも抱きながら、あなた自身の感性で歩みを続けてください。
それぞれの原則には、象徴する言葉と問い、日々に活かせる実践フレーズを添えました。
〈原則1〉矛盾を抱いて進む
ゆるさとストイックさ、信じることと疑うこと、本質と具体──
対立するものを統合しながら進むことで、新たな在り方が立ち上がる。
- 象徴する言葉:ゆるさとストイックさ、両立、補完
 - 問い:矛盾や違和感と、どうつき合っていますか?
 - 実践フレーズ:100%信じて、100%疑う
 
この原則を、現代を生きる“両義性”の視点から掘り下げました。
    
    はじめに ─ 現代を生きるための“両義性” 私たちの毎日は、安定を求める気持ちと、変化を受け入れる必要のあいだで揺れ続けています。 生命の視点に立てば、「安全で驚きの少ない世界」(安定)と、「未知から学びを得る世界」(変化)の両方が、生き延びるために欠かせません。 その二つを同時に...
〈原則2〉自分の断面で世界を切る
他人の正解ではなく、自分の視点から世界を切り取り、味わう。
すべての実践は、あなたの断面から始まる。
- 象徴する言葉:視点、フィルター、切り取り
 - 問い:あなたはどこから世界を見ていますか?
 - 実践フレーズ:「自分の断面」で世界を切り取る
 
この原則を、自分の視点で世界を切り取る思考法としてまとめています。
    
    はじめに ─ 世界はひとつ、見方は無数 同じ世界を見ていても、誰もが少しずつ違う景色を見ています。 あなたがどこに立ち、どの角度から世界を切り取るかで、意味も価値も変わります。 「自分の断面で世界を切る」とは、他人の正解ではなく、自分の視点から世界を構築していく姿勢のことです。 ...
〈原則3〉身体と感性をひらく
頭だけでなく、身体で感じ、動く。
微細な感覚が、世界とのつながりを思い出させてくれる。
- 象徴する言葉:身体性、五感、気配
 - 問い:いま、どこに重心がありますか?
 - 実践フレーズ:言葉になる前の感覚を大切にする
 
この原則を、身体と感性の関係から紐解いています。
    
    はじめに ─ 感じることから、世界が始まる 私たちは日々、思考と言葉の中で生きています。 けれど、世界を最初に受け取るのは、思考ではなく身体です。 風の匂い、肌の温度、他者の気配。 それらが、言葉になる前に世界とのつながりを教えてくれます。 「身体と感性をひらく」とは、考える前...
〈原則4〉循環をつくり、回す
与えることで受け取り、めぐる関係性の中で生きる。
エネルギーも、アイデアも、お金も、滞らせずに流していく。
- 象徴する言葉:流れ、贈与、還元
 - 問い:自分から、何を循環させていますか?
 - 実践フレーズ:先に与えて、流れをつくる
 
この原則を、めぐりの仕組みと贈与の思想から探りました。
    
    はじめに ─ 世界は、めぐりでできている 水は蒸発して雲になり、雨として戻る。 植物は枯れて土に還り、新たな命を育てる。 私たちの身体も、空気も、関係も、すべては循環の中にあります。 「循環をつくり、回す」とは、この世界の自然なリズムを思い出し、 生き方や仕事の中にもその原理を...
〈原則5〉一回性に全力で向き合う
同じ瞬間は二度と来ない。その「いまここ」にどれだけ向き合えるか。
一度きりだからこそ、生まれるものがある。
- 象徴する言葉:一期一会、一瞬、いまここ
 - 問い:この瞬間に、どれだけの命を込められますか?
 - 実践フレーズ:一皿、一言、一瞬に命を込める
 
この原則を、「一瞬」に宿る生命の輝きとして掘り下げています。
    
    はじめに ─ 同じ瞬間は、二度と来ない 朝の光、誰かの声、湯気の立ちのぼり。 それらはすべて、もう二度と同じ形では訪れません。 だからこそ、「いま」という瞬間には、取り返しのつかない重みと美しさがあります。 「一回性に全力で向き合う」とは、その一瞬一瞬に命を込め、 過去にも未来...
〈原則6〉問いと共に在りつづける
答えを急がず、問いを持ち続ける。
問いがあることで、見えなかったものが見えてくる。
- 象徴する言葉:探究、ゆらぎ、未完
 - 問い:あなたがずっと持っている問いは何ですか?
 - 実践フレーズ:問いを抱いたまま動き続ける
 
この原則を、問いと未完を生きる姿勢から考察しています。
    
    はじめに ─ 答えのない世界をどう生きるか 変化の激しい時代にあって、 「正解を見つけること」が難しくなりました。 昨日の常識は、今日にはもう通用しない。 だからこそ、問いと共に在りつづける力が求められています。 問いとは、迷いではなく、生きるための羅針盤です。 確信...
〈原則7〉距離と関係性を旅する
ひとりであること、つながること、その間を行き来する。
親密さも孤独も、どちらも味わえる関係を。
- 象徴する言葉:間合い、旅、境界
 - 問い:あなたと世界の距離は、いまどれくらいですか?
 - 実践フレーズ:「ひとり」と「ともに」を行き来する
 
この原則を、つながりと距離のバランスをテーマに掘り下げました。
    
    はじめに ─ 距離があるから、見えてくるもの 人と人との関係も、自然との関わりも、 すべては「距離」によって形づくられています。 近づきすぎると見えなくなり、遠ざかりすぎると伝わらない。 そのあいだにある“ほどよい間合い”こそが、関係を生かす呼吸です。 私たちはいつも、ひとりで...
7つの原則は、あなた自身の生き方の中で呼吸しながら育っていきます。
一つずつ味わいながら、日々の実践の中で育ててみてください。
その息づきは、APLFのあらゆる断面(カテゴリ)や言葉の中にも広がっています。
どの原則が、どんな形で響き合っているか。
その言葉のめぐりをたどる道しるべとして、「関連キーワード」をご用意しました。
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