期限があると、さっと決めればいい話に見えることがあります。
けれど私の場合は、ふらふらしながら、ようやく収まるところに収まりました。
そうでなければ出会えない場所に、着地した感じがあります。
これは、今年いっぱいが期限だった「すし券」1万円分を、
迷いながら、二つの店で回収していった、軽めの報告書です。

ふらふらした時間の先で、気づけば回収されていきました。
(写真はこの間の一枚です)
すし券の前提 ─ 期限があるのに、決めきれない
秋〜年末 | 自分の中
2年ほど前、母からすし券をもらいました。
期限は、今年いっぱいです。
使える店をどこにするか。いつ使うか。ひとりで行くか、誰かを誘うか。
効率だけ考えれば、簡単に決められる話だと思います。
それでも私の場合は、しばらく保留にしていたのち、この秋くらいからずっと迷っていました。
25日 ─ 入れなかった一軒目と、最初の回収
12/25 | 近場
25日、最初に行ってみた店は一杯でした。
少し覗いて、そのまま引き返しました。
それで、別の店に入りました。
年配の大将がやっている店です。
すし券は1万円分あったのですが、
お得すぎて、ビールも飲んで、3500円分しか使えませんでした。
お腹は完全にいっぱいになりました。
28日 ─ お土産を考えて、並んでやめる
12/28 | 都内
28日のイベントに、お土産で持っていけるかなと思い、
池袋の商業施設内の寿司店にも行ってみました。
けれど並んでいたので、やめました。
イベントも、そろそろ終わりの時間に近づいていました。
ここ数日 ─ 散歩がてら覗いて、やっていない
年末数日 | 近場
ここ数日も、ランチで入れるかなと、散歩がてら近所をふらふらしました。
けれど、通りがかったお店はやっていませんでした。
大晦日 ─ 立川、そして二つ目の回収
12/31 | 立川
この数日間は、人と行動を共にしていました。
大晦日は夕方まで一緒でしたが、そこで解散しました。
ひとりになってから、残っているすし券を使えるところを探しに、立川へ向かいました。
最初は、商業施設内の寿司店を目指しました。
けれど大晦日で、18時に閉まっていました。
それで他を探して、あら井鮨総本店へ行きました。
以前、立川の行きつけの店のマスターから、話を聞いていた店です。
行ってみたら、ここも20時までで早仕舞いでした。
着いたのは19時前くらいです。
入れてもらえて、セーフでした。

あら井鮨総本店

あら井鮨総本店
湯の箱 ─ 徳利を、自分で引き上げる
同日夜 | カウンター
黒龍のぬる燗と、にぎりのセットを頼みました。
「黒龍」と文字の入った箱の中に熱湯が入っていて、
そこに1合の徳利が入ってきました。
自分のタイミングで、徳利を引き上げます。
お燗自体は、これまでにも色々な店で飲んできました。
だいたいのことは分かっているつもりでしたが、
温度については、ずっと店に任せていたのだと思います。
燗銅壺に徳利が入ってきて、
自分で引き上げるという体験は、
温度を見るというより、
酒の状態を引き受ける感覚に近いものでした。
良し悪しはあると思いますが、面白い体験でした。
実は前日に、別のいきつけの店でお燗を飲んでいました。
そのとき、少し熱くしすぎて、
「風味、大丈夫ですか?(飛んでいないですか?)」と話題になっていました。
そうした流れの中に、
今日の体験も、自然とつながっていたのだと思います。

自分のタイミングで引き上げる。
あら井鮨総本店
おわりに ─ そのあと、年を越す
効率だけ考えれば、さくっと決められる話だったと思います。
でも私の場合は、ふらふらしながら、最終的にようやく収まるところに収まりました。
そうでなければ出会えないところに着地した、という感じがあります。
道中に意味があったのか無かったのかは分かりません。
でも、それはそれでありなんだろうと思いました。
あら井鮨のあとは、立川の行きつけの店で一杯だけ飲み、
そのあと、地元のバーへ。そこで年を越しました。
1時前には帰宅して、そのまま就寝。
こうして、大晦日が静かに着地しました。
