しなやかに、自分の律で生きるための実践知メディア

記録

年が明けて、まだ動き出していなくても

─ 静かな始まりを、そのままにして

A Quiet Beginning, Left As It Is

年のはじまりに、
何も起きていないように感じる日がある。


年が明けて、もう1ヶ月が経とうとしている。

何か始めようと思っていた人もいれば、
気づけば、まだ何も動いていないと感じている人もいるかもしれない。

何かやらないと、と思ったり。
少し大きめの目標を立ててみたり。

けれど、思うように進んでいなくても、
焦っても仕方のない時間というのは、たしかにある。

うまく動き出せる人は、
年始の区切りに合わせているというより、
もっと違うタイミングで、静かに動き出していることも多い。

そんな時期には、
大きな決断や変化よりも、
もっと小さなことのほうが、ちょうどよく感じられることがある。

呼吸をひとつ、深くしてみること。
コップ一杯の水を飲むこと。
目を閉じて、いまの身体の重さを感じること。

何かを前に進めなくても、
それだけで、少し戻ってくる感覚がある。

人生が動く、というと、
何か特別な出来事や、
大きな選択のように思えるかもしれない。

けれど実際には、
ほんのわずかな意識の向きが変わるだけで、
流れが切り替わることもある。

押し出すように進むのではなく、
元のリズムに戻ることで、
結果として、動き始めていることもある。

そんな小さなきっかけを、
いくつかの言葉と行為として、
そっとまとめたものがある。

大きなことは書いていない。
変わる方法も、成長の仕方も、説明していない。

ただ、
「いま、ここからでもいい」
という感覚だけを残すような、
小さなスイッチのようなもの。

すべてを読まなくてもいい。
順番どおりでなくてもいい。

気になったところを、
ひとつだけ、そっと触れるくらいで十分だと思う。



この文章の中で触れている
「10の小さなスイッチ」は、
公式LINEに登録してくれた方へ、
そっとお渡ししています。

必要になったタイミングで、
もし思い出したら。

日常に、ひとつのきっかけを
10の小さなスイッチを受け取る

日常の小さな選択や行動の中に、
感性をひらく“遊び”の余白があります。

「大人の遊びかた研究室」では、
そんな実験や気づきを、静かにシェアしています。

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  • この文章を書いている人
  • 最近の実践と気づき
Shingo Takenaka

Shingo Takenaka

しなやかな律を探る実践者|APLF主宰

北海道・苫小牧市に生まれ育つ。東京大学大学院を修了後、外資系テック企業で働きながら起業。 現在は、人・もの・自然をつなぐ活動を軸に、自己の律と他者との共生を探求しています。 APLFでは「自分らしく、しなやかに生きる」ための実践知を静かに発信し、日々の整えから人生の投資と回収まで、思考と行動を重ねながら日常の美しさを見つけ続けています。

  1. 0の側に触れた夜— 向きが変わっていたことについての記録

  2. 静かな呼吸としてのAPLF─ 強い言葉を使わない、という選択について

  3. 世界と距離を取るという、生き方 ─ ここにいながら、巻き込まれすぎない

このメディアをつくっている人

Shingo Takenaka

APLF主宰

しなやかに、自分の律で生きる
人と自然、もののめぐりを見つめながら
東大院|外資テック|起業10年

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去年の旭山で。

何をしているのかは、よく分からない。
でも、ずっと見ていられた。
.
光の向きで、部屋の表情が変わる。
ゆっくりと火の季節になってきた。
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ひとりで歩く夜でも、
どこかで誰かとつながっている気がする。

看板の灯りや、店に流れる小さな気配が、
そっとこちらの歩幅を整えてくれる。

この街の夜にも、静かなやさしさがある。

日々、誰かや何かとの出会いがあって、
それが過剰な意味を持たなくてもいい。
気負いすぎず、気負わなすぎず、
ただ今日を歩いていけばいい。
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失われていくものには、静かな美しさがある。

街も、人も、建物も、生きているように変わっていく。
生まれ、育ち、そして少しずつ朽ちていく。

その流れは止められない。
だからこそ、心が動くのだと思う。

かつて誰かが暮らし、笑い、
生活の音があったはずの場所に立つと、
そこに残る “気配” に触れることがある。

完全には戻らないもの。
もう取り戻せない時間。

その不可逆さが、優しさや懐かしさを生む。

失われるからこそ、
大切にしようと思えるし、
誰かに優しくなれたり、
いまを丁寧に味わえるようになったりする。

衰えることは、ただのマイナスではない。
そこから新しい命や文化が生まれ、
誰かが受け継ぎ、形を変えながら残っていく。

すべてが永遠に続く世界より、
終わりがある世界のほうが、きっと美しい。

生命も、街も、建物も、
変わっていくことで息をしている。

その無常を抱きしめながら、
今日をちゃんと生きていきたい。

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