Cultivating the Sensibility to Choose What Is Truly Good
世の中には、膨大なモノや情報があふれている。
安くて手に入りやすいものから、希少で高価なものまで、
無数の選択肢が常に目の前に並んでいる。
そんな現代で、「自分にとってのよいもの」を選ぶには、
基準と感性を持つことが大切だ。
目次
「よいもの」とは何か──定義と背景
このカテゴリで扱う「よいもの」は、
単なる「高級品」や「有名ブランド」ではない。
それは、暮らしや人生を豊かにし、
自分や他者に“よい影響”を与えるもの。
そこには、作り手の思想や背景、
素材の質や使い心地、時間を経た変化も含まれている。
なぜ「見極める力」が必要なのか
安価なものが大量に流通する時代だからこそ、
「何を選び、何に投資するか」は、生き方そのものになる。
どんな基準でモノを選ぶかは、
どんな人生を選ぶかにもつながっている。
よいものの見分け方──5つの観点
- 素材:自然か、人工か。質感や耐久性。
- 背景:作り手の哲学、ストーリー。
- 用途:目的に合っているか、長く使えるか。
- 美:色・形・佇まい。自分にとっての“美しさ”か。
- 影響:自分や周囲に与えるエネルギー、波及効果。
実践例:暮らしに“よいもの”を取り入れる
食べ物、道具、衣服、空間、日用品、サービス……
日々の選択のひとつひとつが、感性を育てる。
「価格」ではなく「価値」で選ぶことを、少しずつでも試してみよう。
この「よいもの」の背景にあるもの
よいものとは、機能や価格だけで決まるものではない。
時間や関係の中で立ち上がり、
その人の生にどう作用するかによって見えてくる価値である。
APLFの深層シリーズでは、
時間の一回性や、存在が関係の中で現れるという視点から、
価値がどのように生まれるのかを扱っている。
➝ 深層 #Ⅴ|時間の深層 ── 一回性が価値を形づくる理由
➝ 深層 #Ⅸ|存在をめぐる旅 ── 「ただ在る」という静かな力
他カテゴリとのつながり
驚きを感じるようなモノとの出会いが、
暮らしに美しさや情緒をもたらす。
投資と回収の視点で見れば、
よいものは、心や身体への長期的なリターンになる。
律が整っていれば、流行や他人の評価に流されない。
つながりを通じて、よいものの価値は人から人へ巡っていく。
本質と日々を、結びなおすために
“よいもの”は、持つことで完結するものではない。
使い続ける時間の中で、
身体や感覚、選択のしかたに、静かに影響を与えていく。
この断面で扱っているのは、
モノやサービスそのものではなく、
それらとどう関わり、どう選び続けるかという姿勢である。
手に取ったときの感触。
使い込むうちに生まれる馴染み。
ふとした瞬間に立ち上がる「これでよかった」という感覚。
そうした小さな実感の積み重ねが、
日々の選択と人生の質を、少しずつ結びなおしていく。