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投資と回収

【投資と回収:深める #1】“何に使うか”がすべてを変える──時間・お金・身体の再配分

投資というと、お金の話を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも実際には、わたしたちは毎日、時間・お金・体力・注意力など、さまざまな「資源」を使いながら生きています。

そして何に使うか、どう使うかで、その人生の質も方向も大きく変わっていきます。

投資=お金だけではない

「投資」とは本来、将来的なリターンを見込んでリソースを注ぐこと。お金はその一例にすぎません。
たとえば読書や運動も、未来の自分への投資。
食べるもの、寝る時間、人との時間…。すべてが投資対象です。

使い方が「人生の価値」を決める

何にお金を使うか。何に時間を使うか。それは、自分が何を大切にしているかの表れでもあります。

同じ1万円、同じ1時間でも、その「使い先」が変われば、手に入るものも、未来も変わります。

無意識の浪費と、回収できない行動

気づかぬうちに消えていくお金や時間は、投資ではなく「浪費」かもしれません。
特にスマホやSNS、惰性の消費は、“回収できない”代表例ともいえるでしょう。

「なんとなく」で使ったものは、「なんとなく」の結果しか返ってこない。

実践:自分の投資先を見直す3ステップ

1. 現在の使い方を「見える化」する

・1日の時間の使い方を書き出す
・1ヶ月の支出の内訳をチェックする

2. 投資と浪費を分けて考える

・「未来に返ってくるか?」という視点で分類してみる
・体調や感情、成果との関係も見る

3. リバランスして「投資ゾーン」を増やす

・減らしたい浪費→時間・お金の使い先をずらす
・増やしたい投資→具体的に「何に」「どれだけ使うか」を決める

APLFの視点:人生全体で見たROIとは

人生を長いスパンで見たとき、いちばん投資効率が高いのは「自分の器」や「感性」かもしれません。

すぐには成果が見えない“じわじわ系の投資”こそ、時間が経つほどに回収力を発揮します。
APLFでは、「使う=失う」ではなく、「使う=育てる」という視点を大切にしています。

今、最も“回収”されていないものは?

最後に、ひとつ問いかけを。
今の自分の生活で、「最も投資しているのに、回収されていないもの」は何でしょう?

そこを見直すことが、人生の“流れ”を変える起点になるかもしれません。

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竹中 慎吾

竹中 慎吾

しなやかな律と、日常の美しさを探る実践者

東大大学院修了後、外資系テック企業で働きながら起業。現在は、人・もの・自然をつなぐ活動を軸に、自己の律と他者との共生を模索しています。 APLFでは「自分らしく、しなやかに生きる」ための実践知を発信。日々の整えから人生の投資と回収まで、思考と行動を行き来しながら、しなやかな律と、日常の美しさを探し続けています。

  1. 【投資と回収:深める #1】“何に使うか”がすべてを変える──時間・お金・身体の再配分

  2. 【よいもの:深める #1】よいものの“見え方”──選ぶ眼を養うということ

  3. 【つながり:深める #1】孤独とつながりの二重構造──ほんとうの関係とは

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Shingo Takenaka|APLF主宰

自分の律で、しなやかに生きる。
人・もの・自然と、つながりめぐる日々。
東大院|外資テック|起業10年

令和7年7月7日に、APLFの公式サイトを無事リリースしました。
平日に覗いてくださった方も、ありがとうございます。

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まだの方も、週末のひとときや、来週のはじまりにでも、ぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです。…

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