投資と回収は、お金だけではなく「生き方のデザイン」。
「人生を“投資と回収”でデザインする──リソースを活かし、価値を循環させる」と
「投資と回収|深める #1|“何に使うか”がすべてを変える──時間・お金・身体の再配分」で見た“リソースを生かす視点”を、
日々の暮らしに落とし込むための方法として、30分の棚卸し習慣を始めてみましょう。
ステップ① 昨日使った「時間・お金・体力」を書き出す
まずは昨日1日の使い方を思い出しながら、3つの軸で書き出します。
- 時間: 何にどれくらい使ったか/どんな目的だったか
- お金: 何にいくら使い、どんな気持ちが残ったか
- 体力: どこにエネルギーを使い、どこで消耗したか
具体的に言語化することで、自分の使い方の「癖」と「価値観」が浮かび上がってきます。
ステップ② 「これは投資?消耗?」で分類してみる
書き出した項目を「投資」と「消耗」にざっくり分けてみましょう。
- 未来につながる使い方=投資(学び、人とのつながり、健康管理など)
- 意味や回収のない使い方=消耗(惰性のSNS、気分の穴埋め消費など)
完璧でなくても大丈夫。「なんとなく消耗っぽいな」と感じるだけでも、変化の始まりです。
ステップ③ 明日の使い方を“再配分”してみる
最後に、「明日はこの時間をこう使ってみよう」と再設計してみましょう。
- SNSを10分減らして、本を1章読む
- カフェ代を減らして、健康食材に回す
- 夜更かしをやめて、朝の静かな時間をつくる
小さな“リバランス”が、未来の流れを変えていきます。
30秒ミニテンプレ
【昨日の使い方】時間/お金/体力…… 【投資 or 消耗】…… 【明日の再配分】……
忙しい日の“1分版”
- 寝る前に「今日は何に一番エネルギーを使った?」と一問メモ
- レシートを見て「これは投資?消耗?」を即判定
- 体の疲れを感じたら、「今日は何に心を使いすぎた?」と問う
週次の拡張:日曜30分「リソースレビュー」
週末に、今週の投資/消耗を3項目ずつメモ。
翌週に「投資ゾーンを1つ増やす」「消耗ゾーンを1つ減らす」だけでも十分です。
続けるほど、使い方に“芯”が生まれます。
実践後の変化:本当に使いたいことに集中できる感覚
この棚卸しを繰り返すうちに、「惰性で使っていたリソース」が減り、
「これに時間をかけたい」という意識が明確になっていきます。
未来をつくる使い方へのシフトが、自然と起こりはじめます。
続けるコツ&問いかけ
- 完璧に書かなくてOK。ざっくりでも“見える化”が大事
- 迷ったら「これは望む未来に近づくか?」と問いかける
- 週1回だけでも、自分との対話の時間を確保する
あなたが「本当はもっと投資したいこと」は何ですか?
今、どこに再配分すれば未来が変わると感じますか?
関連:APLFの7つの共通原則より
すべての断面には、〈7つの原則〉が静かにめぐっています。
この実践はとくに〈原則2〉──「自分の断面で世界を切る」に響き合っています。
何に投資し、何を回収するか。
その選択が、あなたという断面をかたちづくる。
