Strength That Includes Fragility
強さとは何だろうか。
『ウィキッド』に登場する人物たちは、どこか頼りなく、揺れている。
けれど同時に、その揺れの中で選び続けている。
強いから進めるのではなく、
迷いながらでも進んでしまうような在り方。
エルファバは、自分のままであろうとする。
その結果、外れていく。
グリンダは、周囲との関係の中で揺れながら、
それでもその場にとどまろうとする。
どちらも、強いとも弱いとも言い切れない。
むしろ、弱さを抱えたまま選び続けることが、
強さとして現れているように見える。
揺れないことが強さなのではなく、
揺れながらも関わり続けることが、ひとつの強さなのかもしれない。
自分の中にも、その両方があるように思う。
迷うこともあるし、立ち止まることもある。
それでも、どこかで関わり続けている。
強さと弱さは、対立しているものではなく、
同時に存在しているものなのかもしれない。
そのどちらかをなくすことはできないし、
なくしてしまうと、別の何かも失われてしまうような気もする。
だからこそ、その両方を抱えたまま、
どのように在るかということが、問われているのかもしれない。